サイコパスの素顔

『サイコパス』を主とする小説を書いていきます

XII. 優越感

 

 自分が他者よりも優れているという認識……優越感。

 

 何をもって他者よりも優れていると言えるのかは哲学的な話になる。

 

 多くの金を持っていれば優れているのか?

 身体能力が高く、運動ができれば優れているのか?

 勉強ができて、学校の成績でオールSが取れれば優れているのか?

 誰よりも美人で、可愛ければ優れているのか?

 法を破ることなく、聖人君子のような人々の理想の姿であり続けることが優れているのか?

 

 違う……どれも間違っている。

 

 実のところ、優れているという言葉はあっても、それに等しい姿・形は存在しない。

 誰が優れているかなんてことは、誰にも確認・確定することはできない。

 

 要するに、優れている人を見分けることは他者にはできない。

 

 しかし、自分は他者よりも優れている、と想って生きることはできる。

 

 為すべきことすべてにおいて、成功を想い、そのベストに結びつくよう全力を注ぐ。

 決して妥協せず、過程を大切にし、尚且つ結果はもっと重要であるということを知っている。

 

 サイコパスは、常人の想いよりもはるかに高次な想いを抱いている。

 

 つまり、敢えて言うのであれば……

 

 サイコパスは、常人よりも優れている。