サイコパスの素顔

『サイコパス』を主とする小説を書いていきます

XXI. カフェ

 

 午後2時。

 

 サイコパスは、優雅に紅茶を口にする。

 

 カフェは好きよ。

 落ち着いた雰囲気のカフェは本当に好き。

 

 自分好みのカフェを探すのに2年もかかっちゃったけど、ここはその苦労に値する理想のカフェ。

 お客さんも少ないし、マスターも寡黙でムダな話は一切しない。

 

 まさに完璧な、憩いの場。

 

 お仕事を早めに終えて、一日の大半をこのカフェで過ごす。

 長い時だと、5時間ぐらいは平気でいる。

 

 ひとりの時間がないと、心がパンクしちゃう。

 

 だからここで、心のエネルギーをチャージするの。

 

 それが知らずのうちに日課になっているわ。

 

 サイコパスは、常人より心が繊細にできている。

 

 マスターこだわりの美味しい紅茶を舌の上で転がしながら、考え事に耽る。

 

 お仕事の計画や段取り、休みの日はどこに出かけようか……。そんなことを考え日頃の疲れを癒していく。

 

「マスター、紅茶のおかわりいただけるかしら」

 

 この一杯……これを飲んだら家に帰ろう。

 そう思って……これで6杯目。

 

 サイコパスは、カフェが好き。