サイコパスの素顔

『サイコパス』を主とする小説を書いていきます

XXV. 優先席

 

 電車の優先席に堂々と座る若者って、殺していいよね。

 

 サイコパスはふと、考えた。

 

 周りに立っているお年寄りがいるのに座る奴は、もちろん論外だよ。

 そりゃそうだ。

 

 でも、周りにお年寄りがいなくて、優先席が空いているから座ってもいいっていうのは違う気がする。

 空いていても、そこは立っておくべきだよ。

 

 それが人としての謙虚さ、心遣いってもんじゃないかな。

 

 サイコパスは切実に思う。

 

 だから図々しく座っている若者を見かけたら、殺したくなっちゃう。

 

 だから君も気を付けてね……

 もし優先席に座っている君を見つけたら……殺しちゃうからね。