サイコパスの素顔

小説を書いています。映画レビューもしております。

第23弾 『レギオン』

 

はいはい! ユアセルフ です!

 

今回紹介する映画作品は『レギオン』!!

人類は……見放されたのか……!?

神を信じない。――神もお前を信じていない

 

 

監督 スコット・スチュワート

主演 ポール・ベタニー / ルーカス・ブラック / エイドリアンヌ・パリッキ

原題 『Legion

ジャンル SFアクションホラー

上映時間 100

 

この映画は、ユアセルフ とても好きな作品の一つです!

 

なんといっても、キャストが豪華!

上に挙げた主演の他にも、「タイリース・ギブソン」や「ケヴィン・デュランド」、「ウィラ・ホランド」に「デニス・クエイド」と、洋画・海外ドラマをたくさん観ている人ならば、知らない人はいないんじゃないでしょうか!

 

それにプラスして、物語の設定がとても良いです!

 

簡単に言えば、終末を描いたゾンビ映画のようなもの(ゾンビは出ないけど……)、隔離された限られた空間での攻防戦です。

そして人間の弱さが滲み出る描き方が、共感できるというか、なんというか……

 

兎にも角にも、おもしろいです!!

 

 

・ストーリー

“子供の頃、毎晩母は言った。「神に心を開きなさい。優しくて慈悲深く正しい方よ」と。何年かして父が家を出ていき、母と私たち姉弟モハベ砂漠の外れに取り残された。すると母は慈悲深い神の話をやめ、予言を口にするようになった。「世界が闇に包まれるとき、人類の運命が決まる」。ある夜、思い切って母に聞いた。「どうして神様は、人間にお怒りなの?」。「さあね」。母は、私の毛布を整えると言った。「身勝手さにあきれたのかも」”

モハベ砂漠にぽつりとあるダイナー。経営しているボブとその息子ジープ、そして従業員のパーシーとウエイトレスのチャーリー。そのチャーリーは、子供を身籠っていた。その子供の父親ではないが、ジープはチャーリーに想いを寄せる。そんな中、ダイナーを訪れた老婆が人間とは思えぬ暴れ方をして店内をめちゃくちゃにした。

テレビもラジオも繋がらず、何の情報も得られない状況下で、ダイナーに居合わせたお客は老婆の豹変やハエの大群の襲撃に混乱するしかない。

そこへ、ある男が現れた。

その男は自分を「ミカエル」と名乗り、「人間側につく」と武器を持ち共に戦ってくれるとのこと。話が呑み込めない皆の前で話を始める。「お前たちは我々の思いを裏切った。かつて人類を裁くために行った洪水が、今のこれにあたる。だが私はお前たちを助けるために来た。まだ希望はある。戦え。赤ん坊が唯一、人類の希望だ」。

そんなことを急に言われたところで、さらには狭いダイナーに立て籠もりながら数々の敵と戦うことは、困難なことだった。

それでも皆は、チャーリーの子供を守るようにして必死に戦う。だが次第に弱点を突かれていき、数名が命を落としてしまう。

そしてついに、ミカエルの友である「ガブリエル」が皆の前にその姿を現した……

 

 

はい、いかがでしたでしょうか。

ストーリーはこのような感じになっています。

ここからは ユアセルフ 個人の感想を述べていきます。

 

 

本作『レギオン』は、この一本限りの作品ですが……

 

ユアセルフ 切に願います……ドラマ化してほしい!!

 

是非ともドラマ化して、ストーリーをもっともっと深く、より厚く広げて、1シーズン10話ぐらいで、5シーズンぐらいで作ってもらいたい!

 

そう思えるぐらい、ハマってしまった作品です!

 

ちなみにですが、本作のタイトルでもある「レギオン」。これは、古代ローマでの軍団のことを指したようです。そこから転じて、軍団のことを「レギオン」というらしいです。

 

本作は、天使の軍団が命に従って人間を殲滅しに来るお話ですが、肝心の天使はふたりしか姿を見せません。

攻撃してくるは、そのすべてが人間です。心の弱いものが天使に乗っ取られ攻撃を仕掛ける……という設定ですので、姿形は人間のままなんです。

 

でもそこが、良いんです!

 

変に数多くの天使を描かれても、リアリティに欠けてしまいます。また、多くの人が天使の存在を信じているわけではないし、信じている人からすれば、本作での悪のイメージを持つ天使を下手に描かれてしまっていた場合、あまり観たいと思えるものではなくなってしまいます。

それでは、よろしいものとは言えなくなってしまいます。

あくまで、人間の行いが悪かったせいで引き起こされた出来事だと認識させ、ワガママな人間が戦う相手は自分と同じ姿をした人間……それは他ならぬ「戦争」の鏡写しであると ユアセルフ は思いました。

 

本作は100分と短い間に、考えさせられる事柄が多く見られる作品だと思っております。

 

本作のセリフにもありましたが、「目を閉じて考え、自分の生きてきた人生に誇りを持つことができないと思ったならば、心を入れ替えてまっとうに生きろ」――の言葉を胸に、本作『レギオン』を観てください。

そうすれば、ただのSFアクションホラーではなくなると思います。

 

もし本作のような展開が現実でこの先待ち受けているとするならば、あなたは、どうしますか? そうなったのは自分の責任ではなく、自分の行いはすべてまっとうだったと言い切ることはできますか?

 

できないのであれば、この映画を観た後にでも考えてみてください。

見放される前に、できることはあるはずです。

 

以上、ユアセルフ でした……