サイコパスの素顔

小説を書いています。映画レビューもしております。

第28弾 『グリーン・インフェルノ』

 

はいはい! ユアセルフ です!

 

今回紹介する映画作品は『グリーン・インフェルノ』!!

食人族を描く、阿鼻叫喚の物語!

 

 

監督 イーライ・ロス

主演 ロレンツァ・イッツォ / アリエル・レヴィ / ダリル・サバラ

原題 『The Green Inferno

ジャンル カニバリズム・ホラー

上映時間 101

 

何かの映画を鑑賞しようとテレビの前でスタンバっていた時のことです。

本編の前に挿入してあるお決まりの予告編。いくつかあったその中で、ユアセルフ 見つけてしまいました。

 

え……、こんな映画あったの? ヤバくない……これ。

 

といった感じの衝撃を受け、体が固まっていました。

そして明朝、すぐさまネットレンタル。

そうです。それが本作『グリーン・インフェルノ』との出会いでした。

彼らが出会ったのは 食人族だった! 

とにかくまぁ、食人鬼の話で相当グロいとの情報をトレーラーから仕入れ……いざ、阿鼻叫喚の世界に足を踏み入れます。

 

 

・ストーリー

大学生であるジャスティンは、カリスマ性でみんなを扇動するアレハンドロという人物のいるグループに関心を持った。

そのグループは「積極行動主義」であり、過激な行動が目立っていた。

そして今まさに、そのグループはある過激な計画を立てていたのだった。それは、アマゾンの熱帯雨林を伐採して開発しようとする企業を、現地に赴いて止める計画だった。

止める目的は、ヤハ族という原住民の住処を守ることにあった。「一つの文化が失われるかもしれない。それを俺たちが止めるんだ!」と意気込み、周りの学生たちを活動に促す。

そんなアレハンドロの思いに、ジャスティンも賛同の気持ちが揺れ動く。

初めは、失礼な態度をとってしまったジャスティンに対して不快に思うアレハンドロ。しかしその後、アレハンドロはジャスティンの父親が国連で働いているとの情報から快く迎え入れる。

そして行動当日、森林伐採の妨害を危険にも身を挺して行い、その様子を携帯で撮影。ネットを通じて世界へと発信した。

けれどそのやり方は、ジャスティンを囮として使うような酷いやり方だった。

国連で働く父の存在だけで自分を仲間として受け入れたことに気がつき、怒りを感じたジャスティン。だがアレハンドロをはじめ、みんなはそのことを謝罪することもなく、帰りのセスナ機の中で大はしゃぎしていた。自分たちの上げた動画がトレンド入りし、あたかも自分たちの行動が世界を動かしたのだと、傲慢にも舞い上がっていた。

しかしそんな中突然、エンジントラブルでセスナ機が墜落。多くの仲間が命を落とす。

何とか命拾いしたジャスティン、アレハンドロを含める学生は、すぐさま全身真っ赤な民族に襲撃されてしまう。

村へと連れていかれ、助けてくれるのかと勘違いしたのも束の間……。

目の当たりにした光景は、異常な食文化だった。

自分たちが守ろうとしたヤハ族が……こんな惨いことを……していたなんて。

 

 

はい、いかがでしたでしょうか。

ストーリーはこのような感じになっています。

ここからは ユアセルフ 個人の感想を述べていきます。

 

 

この映画、マジで! 食事をしながら観るのはおすすめしません……。

臓物とか人間の身体損壊とかに耐性がある ユアセルフ でさえも、ビビッて食事を控えてしまいました。

 

「いやいや、俺なら大丈夫だわ!」

「私なら平気よ!」

「ボクお腹減ってる……何か食べながら観たい」

 

と思っているそこのあなたも、できるだけ控えた方がよろしいかと。それでも何か口にしたいのであれば、初めの40分以内に食べ終わすのが賢明かと……(それ以降グロい)。

 

物語の内容としては、とても楽しめました!

 

「失われるかもしれぬ民族を助けよう、何か行動を起こそう!」と高次な想いを抱く大学生たちの姿は素晴らしかったです。

ですが……その方法、その助けようと思っていた民族(ヤハ族)の文化を徹底的に調べ上げなかったことが、まさに致命的でしたね(文字通り、命に致す)。

 

結末を言ってしまうと、多くの学生が開始40分頃のセスナ墜落で命を落とします。

そして運良く生き残った7の学生が地獄を見ます。

 

登場人物の中でめちゃくちゃ人の良さそうな学生が、まず殺され、食われます。

その時の描写が一番グロいです(目が、舌が、四肢切断が……生きたまま)

 

そして、続々んでいきます!

何とか脱出を試みるが、みんなの食事となってしまう女性。

その女性の死を知ったことにより精神がイカれてしまった女性(自殺)。

生きながら全身をかじられる男性(ちなみにですが、その役を演じたダリル・サバラは『スパイキッズ』シリーズの「ジュニ」です。……大人になったの~)。

磔にされて蟻による拷問を受ける男性(死にはしないが、後に……)。

 

最後に、この映画から学んだこと。

あまり下手に、多文化で生きる人たちに干渉してはならない! ということ……かな。

積極的に行動することはいいことですが、後先を考える思慮深い行動が必要ですね。

 

生き残った主人公(監督の実の奥さん)は、こんな経験を頭に残したまま生きていかなければならない。……辛いですよね(もう一人の生存者もある意味辛い……エンドロールをしっかり観てね)。

 

以上、ユアセルフ でした……