サイコパスの素顔

小説を書いています。映画レビューもしております。

第1弾 『スプリット』

 

どーも! ユアセルフ です!

 

今回紹介する映画作品は『スプリット』!!

このブログにおいて、記念すべき第1弾に相応しい映画作品だと思います!

 

 

監督 M・ナイト・シャマラン 

主演 ジェームズ・マカヴォイ / アニャ・テイラー=ジョイ

原題 『Split』

ジャンル サイコスリラー

上映時間 117分

 

2017年制作のこの映画、ユアセルフ 非常に観たいと思っていました!

誘拐犯は、多重人格者! 3人 vs 23人格!!

予告映像でこの言葉を聞いた時、心を奪われました!

ユアセルフ にとって、この映画は絶対に観なければならない作品、そう感じました!

 

しかし観たい観たいと思いながら……気がつけば時が経ち、今となってようやく観ることができたというわけです。 

 

それでは一体どんなお話なのか、これから大まかなストーリーを説明していきます。

 

 

・ストーリー

バースデーパーティーの帰り道、3人の女の子たちは見知らぬ男性に誘拐されてしまい、目を覚ますとそこは、どこかの地下室と思われる狭い一室だった。

ケイシー、クレア、マルシアの3人は、その状況に困惑し恐怖に震える。

するとそこへ、完璧主義で潔癖症な男、デニスが現れる。しわ一つないシャツを着たその男は彼女たちに危害を加えることなく部屋を出ていくが、後に今度はパトリシアと名乗る女性が目の前に現れる。

「怖がらないで、彼は私の言うことは聞くわ」

そう言って温和な表情を見せる彼女は……紛れもない、『デニス』だった。

3人はその光景に驚きを隠せず、より一層恐怖を覚える。

その後3人は協力して脱出を試みるが、次々と失敗し、3人は別々に監禁されることになる。 

その間にも男は、バリーと名乗る社交的なデザイナー、ヘドウィグと名乗る9歳の男の子など、幅広いいくつもの人格を現していく。

物語が進むにつれて、男は『ビースト』がやってくると意味ありげなことを言い、「お前たちはその聖なる食料だ!」と恐怖心を掻き立ててくる。

果たして彼女たちは迫りくる恐怖から逃れ、無事生還することができるのか……

そして『ビースト』と呼ばれる新たな人格とは一体……

 

 

はい、いかがでしたでしょうか。

ストーリーはこのような感じになっています。

ここからは ユアセルフ 個人の感想を述べていきます。

 

 

ユアセルフ 観ている最中に思わず声が漏れた……おもしろい……!!

 

23人格のうち、実際に演技をするのは8人格。その8人格をうまく使い分ける主演『ジェームズ・マカヴォイ』の演技と言ったら、まさに圧巻!

完璧主義の『デニス』――無駄な言葉を必要とせず、雰囲気だけで恐怖を植え付ける演技。

社交的なデザイナー『バリー』――その陽気さを違和感なく演じる表情。

善悪の区別ができている常識人の女『パトリシア』――女性らしい所作や言葉遣い。

9歳の子供『ヘドウィグ』――無邪気で舌足らずな子供の気持ちの変動の激しさ。

 

この4人格の細かい演技を、自然にこなす姿に凄まじく身震いしました。

 

そして誘拐された3人の女の子の一人、ケイシーを演じたもう一人の主演『アニャ・テイラー=ジョイ』の演技も ユアセルフ の心を打つものがありました。

――冒頭僅か2分の誘拐シーン。

誘拐犯と顔を合わせた瞬間言葉にならない恐怖を感じ、一筋の涙が彼女の頬をつたる。

 

その姿に観ているこっちも、息をするのを忘れてしまったほどであります。

 

この映画の中では、解離性同一性障害(多重人格)が脳の奥底に秘められた人間を超越した力ではないのか、という問いが投げられていることも一つのテーマです。

実際この誘拐犯は、幼いころ無意識に自分の身を守ろうと思ったことが、新たな人格を生みだすきっかけとなったわけです。

 

自己防衛の本能がゆえに進化していく人間の脳。人格が変われば、知能や体力にも著しい変化が生じてくる。

本当にそんなことが起こりうるのだろうか……

そんな『人間の可能性』を考えさせられる刺激的な作品でありました。

 

最後になりますが、これだけは言いたいです。

 

この映画『スプリット』、非常におもしろい!!

この作品を観て時間をムダにすることはないと約束しましょう!

だから是非、皆さんにも自分の目で観ていただきたい!

 

余談ですが、実は物語の最後に『ブルース・ウィリス』が少しだけ出てきたりする(過去のある作品と繋がりがある……)。

 

というわけで、今回の映画紹介はこのへんで……